昨日の、わが国の医療経済についての話の続きです。最初にポイントがかかれていて、とても的を得た記載だと思うので、転載してみます。エビデンスに基づいた記載で、エビデンスを知りたい方は、昨日のブログのリンクを参照です。
• 日本では、国民皆保険制度のもと、低水準の医療費のなかで世界一の医療レベルを達成してきた。
• しかし質の高さとコストの低さという矛盾がもたらす 「ひずみ」は現場に押しつけられ、今日の医療崩壊 (医療従事者の疲弊や医療機関の閉鎖・縮小)を招いた。
• 国民に対して現在の医療レベルの提供を維持し、 さらに発展させていくためには、相応のコストが不可欠。
• 日本の場合、患者負担は重いが、税や保険料は低く 引き上げの余地がある。
• もちろん、医療提供体制の見直しも必要。
• 介護施設や在宅医療をめぐる環境も含め各地域の 特性を踏まえた柔軟な医療提供体制の整備が必要。
– 在宅医療の充実・推進は必要だが、過度に病床を削減し 在宅医療を推進できる環境は整っていない。
– 介護施設やケア付き住宅の整備も遅れている。
– 医療機関の機能分化や集約化は必要だが限界もある。
画一的に集約化を進めるのは適当ではない。
• 勤務医等の労働環境を把握し負担軽減と処遇改善を図ることが必要。診療所の医師も、地域の医療と 健康を支えるために数々の役割を果たしている。
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