延命が必ずしも本人のためになっていない

高齢者の終末期における胃ろうなどの人工的水分・栄養補給は、延命が期待できても、本人の生き方や価値観に沿わない場合は控えたり、中止したりできるとする医療・介護従事者向けの指針案が４日、東京大学（東京・文京区）で開かれた日本老年医学会のシンポジウムで発表された。近年、口で食べられない高齢者に胃に管で栄養を送る胃ろうが普及し、認知症末期の寝たきり患者でも何年も生きられる例が増えた反面、そのような延命が必ずしも本人のためになっていないとの声が介護現場を中心に増えている。と、ありました。確かに、生きているだけで、精神活動をしていない患者さんがいます。この人達は、本当に今の姿で生きさせられている状態を望んでいたかどうか疑問です。この人達の医療費をほかに振り向けることはできないものかと思うのです。でも、胃ろうからの栄養を中止すれば、殺人といわれそうです。胃ろうからの栄養の中止基準を作ってもらえると医療現場は助かります。