2011年12月12日月曜日

ホルモンが動脈硬化を防ぐ

昨日は,高血圧の話でした。今日は肥満のはなし。肥満は、脂肪が体の周りについているだけだから、気にしなくてもいいという時代もありましたが、今は違います。肥満そのものが、動脈硬化の原因になるので、肥満の人は、動脈硬化が原因の病気、脳梗塞や心筋梗塞になりやすいということになります。それは、脂肪細胞からでるアディポネクチンというホルモンが動脈硬化を防ぐ働きがあることがわかりました。肥満になると脂肪細動がアディポネクチンの分泌を減らしてしまい、動脈硬化になりやすくなるのです。肥満を解消するとこのアディポネクチンが増えてくることがわかっていますから、肥満を解消して動脈硬化にならないようにすることが大切です。でも、このアディポネクチンは、保険適応になっていないから、簡単に測ることはできません。こういうホルモンは、早く保険適応にするべきですね。

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