日本肥満症予防協会が設立を発表,今年4月から本格的活動を始めていくことを明らかにした。既に日本肥満学会など専門家の間では肥満症やメタボリックシンドロームに関する研究が活発に行われてきたが,一般の人への啓発の機会は少なかった。と設立の背景を説明。国内では日本肥満学会が2000年に肥満症の診断基準,2006年に“肥満症ガイドライン2006”を策定,2005年にはメタボリックシンドロームの診断基準を作成するなど,「この領域の研究は,日本が世界をリードしてきた」。既にメタボリックシンドロームに対しては国が「特定健診・保健指導」を導入し,2013年にはメタボリックシンドローム該当者が減少する成果が見られていると説明。メタボリックシンドローム対策は動脈硬化性疾患の予防に重点が置かれているのに対し,「肥満症」は肥満がベースにあり,糖尿病,脂質異常症や高血圧,冠動脈疾患だけでなく,脂肪肝や月経異常・妊娠合併症,睡眠時無呼吸症候群,整形外科的疾患,腎臓病など11の疾患のいずれかを合併していることと定義されている。現在,日本肥満学会の定める肥満の基準(BMI25以上)に合致する日本人は予備軍を含め2,000万人を超える他,男性では10~20年前に比べ全年齢層で肥満者の割合が増加しており,40~60歳で30%を超えるようになっている。女性の場合は30~60歳代の肥満者の割合は10~20年前に比べ減少,20~40歳代ではむしろ低体重が問題とされている。しかし,女性の低体重が妊娠中,胎内で低栄養に適応するエピジェネティックな変化をもたらし,子供が将来肥満や糖尿病,冠動脈疾患などを起こす確率が高くなることが種々の研究で分かってきた。そのため、女性の低体重が次世代の肥満を増やすと懸念されている。また,「隠れ肥満」のように本来,体脂肪率が男性に比べ多いという女性の特徴や皮下脂肪と内臓脂肪の区別が十分考慮されていない誤解を招く呼称も女性の「やせ願望」に拍車をかけている。と、ありました。肥満は悪いとわかっていても、なかなか肥満を解消でいないのですよね。この協会を通じて、現実に十分可能な肥満の解消方法を広く進めていってほしいですね。
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