2015年11月8日日曜日

大腸癌予防を視野に入れた腺腫リスクの低減法が研究されて

 大腸腺腫の切除を受けた患者2300人を対象とするプラセボ対照ランダム化比較試験で、ビタミンDカルシウムを単剤または併用で投与しても、3~5年後の大腸腺腫再発率に差は見られないことが明らかになった。大腸腺腫は大腸に発生する良性の腫瘍で、内視鏡的に切除できる。だが、大腸癌の多くは腺腫から発生すると考えられており、大腸癌予防を視野に入れた腺腫リスクの低減法が研究されてきた。疫学研究や前臨床研究では、ビタミンDの摂取量が多いこと、血清ビタミンD濃度が高いこと、カルシウムの摂取量が多いことが、大腸腫瘍のリスク低減に関係することが示唆されている。しかし、これまでに行われたランダム化介入試験では、ビタミンDとカルシウムの利益を明瞭に示せていなかった。
 試験には、ビタミンD3群、カルシウム群、ビタミンD3+カルシウム群、プラセボ群の4群を設置。服用薬別に解析したところ、ビタミンDの服用者では1024人中438人(42.8%)が再発を経験。ビタミンDの非服用者(カルシウム群とプラセボ群)では、1035人中442人(42.7%)が再発を経験し、両群の再発率には有意差がないことが明らかになった。進行した腺腫に分析対象を絞っても、結果は同様だった。ベースラインの25-ヒドロキシビタミンD値や、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)・アスピリン使用の有無などに基づいて患者を層別化し、サブグループ解析を行ったが、ほとんどの層別化群には有意な影響は見られなかった。唯一の例外はBMI で、BMIが25未満の患者にはカルシウムによる大腸腺腫リスクの低下が見られた。なお、重篤な有害事象はほとんど見られなかった。概要は、NEJM誌のWebサイトで閲覧できる。
と、ありました。ビタミンD、カルシウム、アスピリンが、大腸ガンを減らすかもしれないと言われていましたが、結局、どれも有効ではないことがわかりました。では、どうすれば良いか、多くの大腸ガンは、癌になる前に大腸ポリープの時期があり、これを内視鏡で摘み取っておけば、大腸癌にもならないということです。大腸内視鏡は3年毎で良いとわいれています。

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