2015年11月16日月曜日

心血管疾患(CVD)高リスクの50歳以上の高血圧患者に対し,120mmHgを

糖尿病や脳卒中の既往はないが心血管疾患(CVD)高リスクの50歳以上の高血圧患者に対し,現行のガイドライン(GL)推奨値(140mmHg未満)よりも低い120mmHgを目指す降圧療法を行うことで,心血管疾患や死亡が25~30%近く有意に減少することを示したSPRINT(Systolic Blood Pressure Intervention Trial)試験(N Engl J Med 2015年11月9日オンライン版関連記事)が発表された。一般的な疾患ということもあり,海外の一般メディアだけでなく,日本のメディアも同試験の結果を受け「中高年者の多くが高血圧患者になるのでは」「日本のGLも変わる可能性」などと大きく取り上げた。
 日本高血圧学会は11月13日「SPRINTの結果発表を受けて:厳格な降圧治療の有用性と有害事象への注意」と題する一般向けの文書を発表した。「同試験はあくまで米国の研究で,日本のGLを見直すかどうかは学会内で議論,検討を進めていきたい」と述べている。
と、ありました。高血圧の降圧目標については、2、3年ごとに変わっているような感じがあります。今回もすぐに、これを受けいれるのではなくて、少し、いろいろなデータを待ってからにしたいと考えます。血圧を下げるには、薬が必要ですが、製薬会社が、低い血圧い誘導しているのではないかと勘ぐりたくなるのは、私だけでしょうか。

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