全国医学部長病院長会議は1月17日の記者会見で、新たに「学生医」の制度を設けることを明らかにした。各大学における共用試験の合格者全員を同会議で「学生医」として認定するもので、臨床実習のための能力の“お墨付き”を与えることで、診療参加型実習への患者・家族の了承を得やすくする。と、ありました。今まで、医学部の学生が卒業しても、実地をやっていないために、すぐには医師として働くことができません。それなのに医師国家試験に合格すれば医師免許が交付され、書類上は医師として働くことができます。何もできないのに免許だけ先にもらってしまうという状態です。これを解消するには、医学部の学生の間に多くの実地を経験していなければなりません。そう言う意味で、これはとても良い制度です。しかし本当に実地ができるようになるかどうかとても心配です。医学部を卒業して行っている初期臨床研修でさえ、実地が十分に行われているとは言えないような気がするからです。学生にしても、初期研修医にしても、実地をやらせるなら、例えば分娩を3件経験、外傷での縫合を5件経験、などと項目を作って(おそらくは100以上の項目が必要)指導医がやったかどうかをチェックするようなシズテムを作らなければ、きちんと出来るようにはならないでしょう。諸外国ではそうしているように聞きます。日本でできないのは、そのような医師の育て方をしてこなかった、今までの教育の方針に問題があるようにも思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿