2013年3月12日火曜日

余命告知


医師から余命告知をされた母親が精神不安定になり、がん治療を受けられず死亡したとして、遺族が4日までに、徳島大病院を運営する大学に慰謝料など約4500万円の損害賠償を求め、徳島地裁に提訴した。訴状によると、2011年3月、徳島県内の70代の女性が余命数カ月と診断され、徳島大病院に入院。子どもたちは余命を知らせないよう病院側に申し出たが、医師が本人に「このままだと数カ月。完治することはまずない」と伝えた。と、ありました。余命告知は、とても慎重にやらなければなりません。外国では、まず本人に余命を告知して、家族にそのことを話してよいか聞いてから、家族に話をするようです。日本でも最近は、本人に告知することがほぼ当たり前のようになってきましたが、日本人は無宗教に人が多いような気がしますし、精神的なサポート体制が十分でない中での告知は、患者さん本人にとってはかなり苦痛で、精神的におかしくなってしまう人も多いかもしれません。患者さんを診ながら話してよさそうな人とそうでない人は、ある程度わかります。それと癌の余命というのは、かなり幅のあるので、うまく伝えて希望を失わせないような言い方や、今やるべきことを一緒に考えてあげるよな言い方をするべきなのでしょう。

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